pure's movie reviewⅣ

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愛を読むひと

date★2009.06.30(Tue) category★その他の国の作品
愛を読むひと

2008年 アメリカ/ドイツ作品 124分 ショウゲート配給
原題:THE READER
STAFF
監督:スティーヴン・ダルドリー
脚本:デヴィッド・ヘア
原作:ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社刊)
CAST
ケイト・ウィンスレット レイフ・ファインズ デヴィッド・クロス レナ・オリン アレクサンドラ・マリア・ララ ブルーノ・ガンツ


愛は本に託された。

■Story
1958年のドイツ。15歳のマイケルは偶然出会った年上のミステリアスな女性ハンナに心奪われ、うぶな少年は彼女と彼女の肉体の虜となっていく。
やがて度重なる情事のなかで、いつしかベッドの上でマイケルが本を朗読することがふたりの日課となる。ところが、ある日突然ハンナは姿を消してしまう。
8年後、法学生となったマイケルは、ハンナと思いがけない形で再会を果たす。たまたま傍聴したナチスの戦犯を裁く法廷で被告席に座る彼女を見てしまったのだ。
裁判を見守るマイケルは、彼女が自分が不利になるのを承知で、ある“秘密”だけは隠し続けようとしていることに気づく。
その秘密を知るただ一人の者として、マイケルは葛藤し、答えを見い出せないまま苦悩を深めていくのだが…。
allcinemaより)


愛を読むひと2

戦争を経験したわけでもなければ、歴史にも疎いので、時代背景を考えた難しい感想を語ることが出来ないのだけれども、ただただ驚いたのはオスカーを受賞したケイト・ウィンスレットの演技と存在感。
「レボリューショナリー・ロード」のエイプリルと併せて神経が磨り減ってしまいそうな複雑なキャラクターを、同じ年に演じたというのが驚きです。

この作品のキーワードは「信念」になるのかな。
ハンナの、不当な罰を受けてでも明かすことの出来なかった秘密。そして、そんな彼女のプライドを何よりも尊重したマイケル。
二人で語り合う事はなく、朗読という形でしか交わらない二人の強い信念が、この余韻を残す美しい物語を作り上げたのだけれども、やはり語り合ってほしかったと思ってしまう。
彼女の秘密を表沙汰にしてでも、罪を軽くしてほしかったと思ってしまう。
彼女が文字を学び、自分の気持ちを短文だけれども必死に手紙で投げかけたとき、マイケルに応えてほしかったと思ってしまう。
「過去のことを考えたことあるか?」という質問に、はにかんだ表情で「私たちのこと?」と訊き返した彼女に、「私たちのことではない」と突き放したような口調をして欲しくなかった。
幼稚な感想だけど、エイプリルの最後の悲しい決断を思うと、どこかでどちらかが感情を爆発させてればっ!と思ってしまうのです。
んまぁ、それじゃあ悲哀なストーリーが成り立たないんだけど。(苦笑)
ケイトの演技のおかげで好感がもてたハンナに入れ込んでしまっただけに、そんな現実的なことを思わざるをえなかったです。

ハンナが裁かれるきっかけになってしまった本の執筆者でもあり、原告でもあるイラナ・メイザーとマイケルのラストのやりとりも感慨深かったです。
決してハンナを許すわけではないけれども、お金はハンナと同じ様な境遇の人に寄付し、缶は受け取るという誠意が溢れた対応に感動しました。
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