pure's movie reviewⅣ

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八日目の蝉

date★2013.09.05(Thu) category★邦画
八日目の蝉

2011年 日本作品 147分 松竹配給
STAFF
監督:成島出
脚本:奥寺佐渡子
原作:角田光代
CAST
井上真央 永作博美 小池栄子 森口瑤子 田中哲司 渡邉このみ 平田満 風吹ジュン


優しかったお母さんは、
私を誘拐した人でした。


■Story
生まれてすぐに誘拐され、犯人の女によって4歳になるまで育てられた秋山恵理菜。
両親のもとには戻ったものの、もはや普通の家庭を築くことは出来なくなっていた。
やがて21歳となった彼女は、妻子ある男の子供を身ごもってしまう。恵理菜はやがて、封印していた記憶と向き合うべく逃亡生活を辿る旅に出る──。
allcinemaより)


八日目の蝉2

活字の「小説」と映像の「映画」は、どんなに同じ内容を書こうとも、=(イコール)にならないのが面白い。
なので、原作が面白ければ映画も面白くなるわけでもないし、原作が駄作だから映画も駄作とは限らない。
いい意味でも悪い意味でもこの関係には裏切られることが多いので、作品選びには悩む…。

さて、原作が素晴らしかったこの作品、映画ではどう化けるのか。ドキドキしながら観た。

結果は、映像ならではの利点を生かして、原作は上回ることも劣ることもない作品に仕上がったと思う。
その利点は次の3つだと思った。

まず、「音」。
一番感じたのは、赤ちゃんの泣き声だ。
育児経験のない希和子は、大きな声で泣き止まない赤ちゃんを抱き、右往左往する。
出産もしてないのに授乳しようとしたり(それにしてもこのシーン、おっぱいを映すまいとする永作さんの姿勢が不自然すぎ…。笑)、一緒に泣き出してしまうほど、精神的に追い詰められてしまう。
観ているこちらまで、あの延々と大きな声で続く泣き声には追い詰められた。DVDとめようかと思ったもの…。

そして、原作にはない「写真」のくだり。これは映像ならでは。
現像された写真を見るのではなく、現像の過程で徐々に浮かび上がってくるのを覗き込むというのが、またいい。
気持ちも比例するかのように徐々にこみあげてきた。

そして、やはり何よりも「生身の人間が演じている」という点だろう。それもそれぞれ最適なキャストで。
薫の可愛さは紙面では伝えきれないし、育児の幸せと犯罪を犯したという後ろめたさ、そしていつこの生活が終わりを告げるのだろうという恐怖に苛まれている希和子の複雑な表情は、永作さんの演技の賜物だ。

ひとつモノを申すならば、なぜ真央ちゃんの相手役が劇団ひとりなんだ…。
ラブシーンでは思わず「真央ちゃん逃げろー」と祈ってしまったほど…。(;´Д`)お~う。

不倫、堕胎、誘拐、希和子のやったことはどれ一つ褒められたものじゃないのに、あのまま恵理菜は薫として、希和子に育ててもらった方が幸せだっただろうな…。
そんな風に思わされるほど切ない話です。
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