pure's movie reviewⅣ

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嫌われ松子の一生

date★2010.02.07(Sun) category★邦画
嫌われ松子の一生

2006年 日本作品 130分 東宝配給
STAFF
監督・脚本:中島哲也
原作:山田宗樹『嫌われ松子の一生』(幻冬舎文庫刊)
CAST
中谷美紀 瑛太 伊勢谷友介 香川照之 市川実日子 黒沢あすか 柄本明 柴咲コウ


松子。人生を100%生きた女。

■Story
昭和22年、福岡県大野島に生まれた川尻松子。お姫さまのような人生を夢みる明るい少女時代を過ごし、やがて中学校の教師となる。
しかし、ある事件が原因で20代でクビに。その後、愛を求めて男性遍歴を重ねるたびにますます不幸になってゆく松子。いつしかソープ嬢に身を落とし、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役してしまう…。
allcinemaより)


嫌われ松子の一生2

久々に鑑賞です。
中島哲也監督の作品はどれも独自の雰囲気満載だけど、こんな悲劇の話でもこの色に染められるのはすごい!
おかげで悲劇の話でも、同じく悲劇の連続の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のような後味の悪さはまったくないです。
松子を見てて、「人生七転び八起きだ!」と励まされるわけでもないし、「要領悪いなぁ~!」とバカにすることも出来ない。自分の気持ちの持ち方一つで、いつでも同じ状況に誰でも陥る。
そんな、「常に綱渡りとも言える人の一生」を、中島監督は自虐的とも言える笑いで語りかけているように思えました。

柴咲コウの台詞に「人間何をやってもらったかじゃないよね。何をしてあげたかだよね」という言葉があったけど、松子は「愛して欲しい」という見返りは期待していたものの、他は何も求めず男たちに尽くし続けた。でもこういう結末…。
最近よく日々の生活の中でも思うことなんだけど、人生楽しく幸せに生きていくのに必要なのは、他人の評価ではなく自己満足出来るかどうかだと思うんだ。
他人に「あなた幸せね」と言われたって自分で納得してなければそれは違うし、「あなたバカね」と言われたって納得して進んでいる道であればそれは幸せなんだと思う。
松子もどこかで自己満足出来てればよかったのになぁ。
そのチャンスは歯がキラーン☆な教師時代の同僚の谷原さん(笑)の告白受けたときや、沢村社長と再会したとき、突き放した妹に「おかえり」と言ってもらったときなど、何度かあったはず。

それにしても、何度観てもこの中谷美紀さんの演技はすごい。
中谷さんの出演作品の感想を書くとき必ず比べる対象にこの松子役を出してしまうけど、それほど強烈なインパクトがあります。この女優魂に驚愕です…。
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