pure's movie reviewⅣ

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悪人

date★2010.11.06(Sat) category★邦画
悪人

2010年 日本作品 139分 東宝配給
STAFF
監督:李相日
脚本:吉田修一 李相日
原作:吉田修一『悪人』(朝日文庫刊)
CAST
妻夫木聡 深津絵里 岡田将生 満島ひかり 樹木希林 柄本明 塩見三省 池内万作


なぜ、殺したのか。
なぜ、愛したのか。

ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の“悪人”なのか?


■Story
長崎のさびれた漁村に生まれ、自分勝手な母に代わり、引き取られた祖父母に育てられた青年、清水祐一。
現在は、土木作業員として働き、年老いた祖父母を面倒見るだけの孤独な日々を送っていた。
そんなある日、出会い系サイトで知り合った福岡の保険外交員・石橋佳乃を殺害してしまった祐一。ところが、捜査線上に浮上してきたのは福岡の裕福なイケメン大学生・増尾圭吾だった。
苦悩と恐怖を押し隠し、いつもと変わらぬ生活を送る祐一のもとに、一通のメールが届く。それは、かつて出会い系サイトを通じてメールのやり取りをしたことのある佐賀の女性・馬込光代からのものだった。
allcinemaより)


悪人2

評判通りすごい映画だった。余韻に翻弄されまくり。( ゚ ρ ゚ )ポカーン。
この「悪人」というタイトル、「人間」っていう言葉にも置き換えられる。「善人」に置き換えてもいい、と言っても過言じゃないかもしれない。
とにかく人間はすべて、善人であり悪人である。
視点や見る人の立場が変われば完全な「善人」も「悪人」も存在しないということ。
善意の塊とも言える人格の光代も、自分の欲だけで祐一の自首を引き止め、家族(妹)には多大な迷惑を与えている。
悲劇の主人公とも思える祐一の祖母の房枝だけれども、視点を変えれば子育てを放棄するような娘を育て、祐一と正面から向き合わない。
パンフレットに載っている樹木希林のインタビューには、「"騙される"ことによって、相手に罪を犯させてしまう」と書かれていた。悪徳業者の件ですら房枝を完全なる被害者とは扱わないこの視点は、自分からは生まれてこない発想だったな。
なるほど、そういう考えもあるね。

ネタバレになりますが…。
逮捕直前の祐一の行動は随分大胆な演出。
自分は、光代を完全な被害者に見せるため心を鬼にしての行動だったと解釈したけど、その真意は言葉では語られない。前後の祐一の表情からの予測にすぎない。
これは金髪に染めながらも温かい人柄がにじみ出てしまう役者妻夫木に、監督が賭けた演出だったとしか思えない。
モントリオール最優秀女優賞を受賞した深津絵里も良かったけど、妻夫木の演技にも脱帽でした。

二人とも、共演した「ザ・マジックアワー」とは大違いですね。(笑)
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